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10/06/2005

第173号 2005年10月6日 若い世代の反アジア感情

 >>日々通信 いまを生きる 第173号 2005年10月6日<<

前号で鎌倉の仲地さんの決起集会が10月7日に開かれると予告したが、参議院背虚が告示されたため、中止になった。
間違って鎌倉まで行かれる方があるといけないのでお知らせする。

仲地さんを支持する勢いが日を追うに従って強くなっているということなので残念だが仕方がない。今後も皆さんの支持と応援を期待する。

次のような毎日新聞の世論調査結果が発表された。(私のブログ<ニュースへのコメント>参照)

リンク: livedoor ニュース - [本社世論調査]「中国に親しみ」31% 若い世代冷え込み.

 毎日新聞が実施した世論調査で、米国、中国、韓国の3カ国に対する親近感を聞いたところ、米国に対して「親しみを感じる」と答えた人が65%に上ったのに対し、韓国は4割強、中国は約3割にとどまった。特に中国に対しては68%が「親しみを感じない」と答え、20~40代の若い世代でいずれも7割以上だった。日中関係が政治的に冷却し「政冷経熱」と指摘される中、国民感情の冷え込みを浮き彫りにした。→

電車のなかで「嫌韓流」というマンガ本を読んでいる若者がいた。ベストセラーになっているらしい。

私の掲示板にも<日本人>と名乗る投稿者がこの本を読めと書いていた。
投稿は荒唐無稽な中傷記事だった。

若い日に反米宣伝の本が氾濫して、本でしか世界を知ることのできない私たちは反米感情に染め上げられたものだ。

若い世代の動向を嘆いても仕方がない。
なぜ、そうなったかを解明する必要があると思う。

彼らはアメリカ文化にどっぷりつかって成長した。
アメリカと日本を同体視する傾向さえあるようだ。

アメリカに親近感を抱くという若者も、いまの、アメリカのイラク戦争を肯定しているわけではあるまい。

アメリカに対する親近感も次第に低下の傾向にあると思うが、しかし、強大化する中国の経済力、世界への影響力に不安を抱く感情は強まっていると思われる。

アメリカの目でしか世界を見ることができない彼らは、アメリカの未来に対する不安がますますアメリカと一体化する方向を強め、アメリカ中心の世界体制をゆるがすものとして、中国に対する反感を強めているのではないか。

アメリカに対する劣等感が中国、韓国、朝鮮に対する侮蔑によって補償されるということもあるらしい。
韓国に対する悪口雑言の投書を読んでいると、そういう心の歪みが感じられる。
彼らは生活も不安定で、日本国内でも未来を閉ざされた不安な若者であるように思われる。
彼らは、自分より劣った者として、アジアの諸国民に下劣な罵詈讒謗をくわえることで、自分を慰めているように思われる。

こうした不安な心につけこみ、アジア蔑視の差別的な言葉でゆがんだプライドを煽りたてる傾向がマスメディアの世界に強まっているのではないか。

現代は、私たちが若かった時代とはちがって、国家による国民感情の支配は困難になっている。
いま、国民感情を支配するのはマスメディアの動向だ。
そして、マスメディアは広告産業に支配されている。
コイズミ選挙でも広告産業との結びつきが話題になった。
そして、広告産業を支配するのはアメリカの資本ではないのか。

私たちは自由な言論世界に生きていると思っているが、いまは新しい形での支配統制が行われているのではないか。

官より民へという言葉でコイズミは圧勝した。
だれもがこの言葉を疑わないように思われる。
民主党も、この流れに乗り遅れまいとして、みっともない足掻きをしている。

官もアメリカ一辺倒だったが、民はますますその傾向を強めるのだろう。
そのアメリカは世界で次第に孤立を強め、日本への働きかけを強めている。
アメリカはもはや中国と敵対する力はない。
米中関係は今後、裏面はとにかく、表面はますます密接になるだろう。
平和路線への転換をアメリカは余儀なくされている。
このとき、ひとり、反中、反アジア意識を煽りたてられ、アジアの緊張を維持する役割をになわされるのが日本ではないのか。

アジアの緊張がなくなれば武器しか売るものがないアメリカの産業は危機に追いこまれる。
日本は火中の栗をつかまされるのだ。
そして、国益第一主義のアメリカは、いつの日か日本を投げ捨てることになる。

日本はあぶない。いま、日本は日本の未来について自らの判断をもつ必要がある。

漱石の言葉が、ますます身に沁みるこの頃である。

秋も深まるこの頃だが、前月の末から訃報が相次ぐ。
義母が亡くなり、高松の葬儀に参列した。
義母の死は大正から昭和にかけての日本の歩み、世相や文化の変化をふりかえらせた。

武蔵の同窓会で熱心に私たちの世話をしてくれた大島君が突如、思いがけないことで亡くった。
同級生が死ぬと、みなに連絡し、いろいろつくしてくれ、みんなの骨は拾ってやると言っていた彼が、みなに先駆けて去って行った。
武蔵の時代を思うことは戦争の時代を思うことだ。

そして、大学の同期生で日文協でともに活動した杉山君が死亡し、今夜お通夜がある。

実は、いくらか体調をこわし、不安があるので、大島君のお通夜にも葬儀にも参加できなかった。
今日のお通夜はどうなるか。
死者を偲ぶことはめったに会えない友人たちと、自分達の青春について語り合うことだ。
体調がよければ、ぜひ参列したいと思っているが、どうなるか。
思うことが多いこの頃である。

気候不順なこの頃です。
皆さん、お体に気をつけてお過ごしください。

   伊豆利彦 http://homepage2.nifty.com/tizu/


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Comments

まず事実を知りましょう。
若い人たちはネットを良く見てますからね。こういう事実を知れば、正常な精神の人間なら韓国と友好しようなんて思わない。
今ではネットがありますから、嘘は通用しないんですよ。といいますか左翼が若者を騙そうとすればするほど、事実を知っている若者はますます左翼を嫌うようになるんですね。
左翼の集会って老人ばっかりじゃないですか。自業自得。

日本支配以前の惨めで不潔な朝鮮人と、日本支配時代の朝鮮の発展
http://photo.jijisama.org/OldKorea.html
日本が支配する前の朝鮮人は、床もない家で地べたの上で暮らし、風呂にも入らないから極めて不潔。女も上半身裸という文化の低さ。

韓国の反日運動
http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html
「日本人入場禁止」、日の丸焼き、小泉火刑式等々

韓国の反日教育
http://aog.2y.net/forums/index.php?showtopic=1550
学校で、子供たちに日本をやっつける絵を描かせて地下鉄の駅に張り出す

Posted by: | 10/08/2005 at 12:16 PM


日本若い世代の感情と在日同胞の問題


在日韓国人や在日朝鮮人を我々は在日同胞と呼ぶ。
その言葉を聞くと、在日同胞のつらい歴史が頭脳を刺激する。

彼らは祖国を離れ、なぜ日本に行ったのか。
なぜ帰国せず、日本に住み続けているのか。

強制徴用、経済的問題、留学などその理由は様々である。
考えれば、人間の生活は現実の連続である。
一旦居住地を決め、住めば、現実が苦しくても住みなれ、なかなかそこを離れようとは思わないのが人間の生活ではないか。
それゆえだけではなく、聞くと、彼らは帰国しない事由をそれぞれ持っている。
日本人と結婚し、家族離れになれない人もいる。
日本で生活するため、日本人に帰化した人もいれば、事情により自分の身分を隠して暮らす人さえいる。

しかし、多くの在日同胞はいくら苦難の生活が続いても、韓民族というアイデンティティを意識しながら国籍を諦めないでいる。
2世、3世の人でも韓国語を自由にこなせる人は、数え切れないほど多い。
日本に滞在していたとき私が出会った全ての同胞には母国への強い思いがあった。

ところで、彼らの生活はどうなのか。
悲惨を極めた生活である。
彼らは、日本殖民支配の過ちが生んだ歴史的な絆から日本に居残りになった人々とその子孫ではないか。
その中には戦争時代日本のため戦い、負傷した人や犠牲された父母を持つ人もいる。

なぜ外人扱いされ、彼らに権利が与えられていないかとうてい納得できない。
どうして彼らは参政権もないのに、税金だけを払っているのか理解できない。

国際社会なら、彼らの人権問題により積極的な対策を模索し、すくなくとも永住外国人として権利を保障するべきではないか。
今の時代に人権を無視し、朝鮮人の町や部落民の町と区分する国がどこにあるのか。 

それなのに、伊豆先生のご指摘のように日本の若い世代までも「嫌韓流」という漫画に凝っているとしたら大変なことだ。

しかし、私が知る限りではそれは、<日本人>と名乗る投稿者による「荒唐無稽な中傷記事」であって、若い世代の見解をそのまま反映するものではないと思う。

日本には韓国を研究し、熱心に韓国語を勉強している学生も多くいる。
しかし、なぜそのような雰囲気に冷たい水を入れる様な現状が起こるのか。
日本の若い世代が韓国や中国に親近感を覚えるパーセントが下がる原因はなんだろうか。

実は、「中国や朝鮮に対するナショナリズムの高揚」で一貫するコイズミ内閣の政策と、その波に乗っているマスコミの影響、それが反アジア感情を扇動している。

その背後にはアメリカの陰が根を下ろしているに間違いない。
東アジアでのへゲモニズムを常に意識しているアメリカとしては、北朝鮮と中国を牽制するための橋頭堡をより堅く築こうとするのだ。
不幸なことに日本はそのアメリカに付け入っているわけだ。

アメリカと日本が駐日のアメリカ軍の再編を協議し、自衛隊の役割を拡大する法案を確定し、公表しようとする背景にはそのようなアメリカの狙いが隠されている。
そこにはいざという時に、日本自衛隊はアメリカ軍の代わりに任務を果たすという条項があるらしいが、「日本への働きかけを強めている」そのアメリカに日本の若い世代が憧れているとすれば、問題は深刻だ。

日本の若い世代の韓国・中国への親近感が下がると、韓国・中国の若い世代の日本への親近感も下がるのは当然なことである。
そうなるとアジアの未来はどうなっていくだろうか。
隣国との平和を考えずに世界の平和を考えることは出来ない。
周辺国との信頼を回復することによって、信頼の範囲は世界に向かって広まる。

アメリカだけに憧れて成長した日本の若い世代が、在日韓国人や在日朝鮮人の問題に真剣に取り組むことができるだろうか。
彼らに「差別を跳ね返す力」はあるだろうか。
漱石は「私の個人主義」で「国家的道徳というものは個人的道徳に比べると、ずっと段の低いもの」と指摘した。

アメリカの画策による日本国家イデオロギー問題のため、東アジアで日本への警戒の視線が高まっていくこの頃繰り返して噛み締めたい言葉である。

Posted by: 金 正 勲 | 10/07/2005 at 06:38 PM

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