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01/31/2007

第244号 6カ国協議再開へ

 日々通信 いまを生きる 第244号 2007年1月31日 
  発行者  伊豆利彦
 ホームページ http://homepage2.nifty.com/tizu/

6カ国協議再開へ

いよいよ6カ国協議が再開される。
朝鮮もアメリカでは、中国、韓国、ロシアは新しい事態を開くためになみなみならぬ努力をし、新しく開ける未来に希望を寄せている。
朝鮮は軍事優先から経済優先へと転換しようとしている。
そこには軍事優先の軍部に対する改革開放派の勝利があったと思われる。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007013001123

韓国当局者は「北朝鮮の対米認識に変化」と期待を示した。

【ソウル30日時事】韓国の通信社・聯合ニュースによると、同国政府当局者は30日、2月8日から再開する北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議に肯定的な展望が出ている背景について、「米国の北朝鮮政策に対する北朝鮮の認識が変わった」と分析、進展に強い期待を示した。
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/2007-01-30T131319Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-244799-1.html

バーシュボウ駐韓米国大使は「非核化実現すれば平和協定」との展望を示した。
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=432007013002600

30日に北京で始まった金融制裁協議で、米朝は核進展へ妥協点を模索しているという。
http://tizu.cocolog-nifty.com/jijimondai/2007/01/post_9858.html

金融制裁協議に臨む米朝代表の表情は明るい。6カ国協議は成功に向って大きく前進している。ただ、日本だけはただアメリカについて行くしかないという感じで、協議の進展に積極的な努力をせず、いわばカヤの外だった。いまになっても事態の進展を必ずしも喜ばず、はなはだ受動的だ。

日朝間問題をあつかう「作業部会設置の公算」が大きいといわれるが、拉致問題が解決しなければ一歩も前進することができないというかたくなな態度を固執するなら意味ある成果は得られないだろう。

何よりも平壌宣言があるのだから、その実現をめざすという包括的な協議をすすめれば、6カ国協議の成功に大きな貢献をし、やがて現実化する東北アジアの共同体においても積極的な役割を果たすことが出来る。日本はいま日本の未来を賭けてアジアの歴史の転換点に立っている。

一方、イラクでは米軍増派以来、武装勢力に対する攻撃が激化し、米軍兵士の被害も拡大している。軍事力によっては一時的勝利を得られても、事態を解決することはできない。イランがイラク政府に協力を申し出ていることも事態の流動性を示していると思う。

アメリカはペルシャ湾に2隻の空母を配備する計画で、2隻目の空母が1月末に到着する予定という。これはイラクの武装勢力を攻撃するためよりはイランを標的にするものではないかといわれる。
http://tanakanews.com/070116iran.htm

もし、イランを攻撃するようなことがあれば、中東の事態は破滅的なものになるだろう。それは全中東をまきこむ戦争になり、アメリカは破滅し、イスラエルが壊滅する結果になることもおこり得る。中国大陸で行き詰まり、ついに破滅的な対米英戦争に突入した日本と同じ道をたどることになる。

それにしても、アメリカもいつまでも戦争をつづけるわけにはいかない。戦争は必ず終わる。そして平和が来るのだ。どれほどの犠牲が出て、どのような平和が来るのか。国と国の戦争なら軍事力の差が勝敗を決するだろう。しかし、侵略軍に対する人民の武装抵抗に対する戦争は、いかなる近代兵器によっても勝つことが出来ない。
すでにアメリカもそれを知っているはずだ。そうだとすれば、緊張の激化は平和的解決のための手段であると思われる。中東問題もやがては平和的解決にいたるのだろう。中東も莫大な犠牲をはらって新しい展望を開くことになる。

日本では首相の施政方針演説があり、各党の代表演説が行われているが、日本の未来を展望する外交方針についてはほとんど論じられることがない。なにか沸騰する世界情勢と無関係な世界で事務所費不正使用事件や柳沢厚生労働相の「女性は子どもを産む機械」発言などが論じられ、審議拒否にまで発展している。

外交といえば制裁強化しか考えられない外交不在の日本では、いまの新しい事態に対応出来ないのであろう。

この号は2月1日に発効の予定で書きはじめたが、事態の発展が急で取り残されてしまいそうなので、1日はやく発行する。

浅井基文さんの講演の話も紹介したいが、次回に譲る。

今日も暖かいようだ。
元気でお過ごしください。

  伊豆利彦 http://homepage2.nifty.com


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